「モンブラン」とは、誰もが知っている世界的に有名なアルプス名峰のひとつですね!
その名前をつけた「モンブランケーキ」は山の形を真似て作っていて最高峰という意味もあります。
モンブランケーキはマロンの味で秋のイメージですが、
各洋菓子店では材料や菓子の味付けやデザインなど独自で工夫して競っている。
ラム酒を少し使った大人の味がする「別格モンブランケーキ」ともいわれていて、
何かのお祝い事や大切な友達へのちょっとしたプレゼントや差し入れにも利用されていますよ。
今回わたしが調査する姫路の百貨店では以下の3店舗にモンブランがありましたので、
ケーキの特徴やお味を試食したり 実際に調査をしてご紹介をしていきます。
「アンリシャルパンティエ」は、
1968年に芦屋市でケーキが食べられる小さな喫茶店から始まって今日まで発展してきた、関西では超有名な洋菓子店の支店で本社は芦屋にあります。
こだわりとは、
生ケーキに使用する🍓イチゴやいちじくは地元でとれた高級果物を使い、ジャムは自社製です。
素材の調達、安全性、加工方法などにこだわり抜いていますよ。
それにもかかわらず、売れ行きを調査して見ていますとお客様は値段を気にすることも無く、
たくさんの方がケーキを買い求めてお行儀よく店先に並んでおられてびっくりしました!
それぞれの好みや目的によってケーキを選ばれているようです!
若い女性OLさん風の方や、30代~の素敵なカップルさんなどお客様が目立っていました。
アンリシャルパンティエのモンブランはどっしりと風格のある外観、
見とれてしまうほど表面のマロンクリームが綺麗に渦を巻いて パティシエの腕の良さがうかがえます!
渋皮がついた甘露煮の大きめの栗がトップにおかれて存在感ありますよ!
スプーンでひと口食べましたら、一瞬で上品な生クリームがとろけて、
栗の香りとラム酒の香りが口いっぱいにジュワーとひろがり大人のケーキ感が漂っています。
甘さは とても控えめで 上品なお味ですよ!
モンブランは2層の生クリームとマロン味クリームの饗宴です。
ボトムは濃厚でカリカリのビスケットが支えています。
実際に食べてみて感じた高級感とクオリティの高さから、自分へのご褒美や、目上の方への手土産や、
大切な友達へのプレゼントにアンリシャルパンティエのモンブランはぴったりだと思いました(^^)
【🍰アンリシャルパンティエのモンブラン】
価格 | 616円 |
質量 | 150ℊ |
大きさ | 縦8.5㎝ 横7.9㎝ |
甘さ | ラム酒が効いて控えめの甘さ |
味 | 濃厚でも爽やか上品なとろける味 |
特徴 | 2層の生クリーム |
「ユーハイム」は、
ドイツ人の菓子職人カールユーハイムが1950年に神戸市で始めた洋菓子店です。
全国の百貨店や結婚式場にも焼菓子やケーキなどを納めておられます!
販売ルートはとても大切ですね。
ユーハイムのモンブラン、外観は可愛くて横にぽっちゃりしていますよ!
渋皮のついたマロングラッセは2個ついているように見えますが、実はひとつを上手くカットされていました。
これはマロンがたくさんに見える凄いアイデアですよ!
食べてみたら中はスポンジでロールケーキ状に巻いてあって、その下の方にマロンクリーム、
上にはプレーン味の生クリーム、外側は濃いめのマロンクリームを周りにくるくるとデコレーションでした。
生クリームはねっとり甘くて少しバターの香りがしてしっかりめの食感です。
スポンジの部分を食べますと 口の中で「もそもそ」して、なめらかとは言えません。
コンビニのケーキと変わらない味だと感じました!
「こんな人に食べてもらいたい!」という商品へのターゲットが絞り込まれていないのかもしれませんが、
味の好みは人それぞれですから一概には言えません…
価格 | 496円 |
質量 | 120ℊ |
大きさ | 縦6.8cm・横8cm |
味甘さ | 甘め |
特徴 | 中にスポンジロールが入っている |
「ケーニッヒスクローネ」は、
ドイツ語で勝利の王冠という意味で、美味しいお菓子を届けたい思いの濱田英世氏により神戸で創業した菓子店です。
百貨店や商業施設にお洒落なカフェを併設されていて、ケーキを食べながらお喋りを楽しむ女性たちに人気があります。
ご紹介するモンブランは、季節限定の「モンブランパフェ」です!
見た目が可愛くて味の違うマロンが2個も乗っていて豪華な感じがしていますね。
特定原材料28品目、小麦、大豆、栗、アーモンド、くるみ、オレンジなどこだわりの素材で作っていると書いてありますが、それにしても材料が多くないですか?
カフェで食べているようなパフェ風のモンブランを食べてみました!
真ん中にスプーンをざっくり入れて下のほうから味を確認しましょう!
2種類の味の生クリームは、
マロン味のしっかりした生クリームと プレーン味の生クリームがたっぷり入って爽やかな甘味でした。
マロンも甘露煮と甘く茹でたマロンのふたつの味を楽しめますね!
意外なチョコ味のカステラも入っていて複雑な食感でドイツ風のお菓子だと主張していますよ。
サクサクとしっとり感はとても美味しくて、そのうえクルミも入っていましたので、
お値段以上の ケーニヒスクローネの モンブランパフェでした!
包装紙と保冷を促すシールにトレードマークのくまさんが可愛い!
ケーニヒスクローネのモンブランパフェは初めて食べましたが、色々な材料で作られていて、
味付けにお客様を驚かせる工夫もされていますので満足感のあるお菓子といえます。
価格 | 594円 |
質量 | 220ℊ |
大きさ | 高さ11cm・横8cm |
甘さ | 爽やかな甘さ |
味 | 素材を生かした複雑な美味しさ |
特徴 | パフェ風で見た目も味も可愛い |
【3店舗がB1階に入店しているる百貨店の地図↓】
「モンブラン」という高級感あるスイーツを山陽百貨店デパ地で比較してみたところ多くのことが分かりました。
- 商品には菓子職人の心がこもっていること!
- 材料にこだわっていること!
- 見た目の美しさを競っている!
:アンリシャルパンティエのモンブランは
高級感と抜群の美味しさ美しさ全てにおいて大満足で素晴らしい洋菓子。
:ユーハイムのモンブランは、あまり個性はありませんが誰にでも食べていただける大衆向けのお菓子。
:ケーニヒスクローネのモンブランパフェは 味、見た目とも優れていて、食べる人を楽しませてくれるお菓子。
機会があれば、またお菓子を食べ比べてご紹介させていただきたいと思っています。
今回食べ比べた結果、私が選んだモンブランのランキングは次の通りです!
1位:アンリシャルパンティエ
2位:ケーニヒスクローネ
3位:ユーハイム